2011年04月21日
新緑の府内町家
府内町家の周りには、たくさんの緑があります。
これらの多くは、大分の自生種です。
現在、日本固有の自生種が、次々と絶滅危惧種に指定されています。
ある植物学者は、これらの絶滅危惧種を救えるのは、もう個々の家の庭しか残されていないのでは、といいます。
府内町家はそんな一翼を担いたいと思い、大分の自生種を植えています。
少しずつですが、府内町家に植えている大分の自生種をご紹介していきたいと思います。
シロドウダンです。
ツツジ科の落葉低木です。名は放射状に出る枝の状態が、昔夜間の明りに用いた結び灯台の脚に似ることから、灯台ツツジといわれそこから転訛したそうです。
ハナイカダです。
ミズキ科の落葉低木です。雌雄異株です。葉の中央に淡黄色の花を咲かせます。葉を筏(いかだ)に見立て、その上に乗る花や実を筏の上に乗る人に見立てたのが名前の由来だそうです。
コナラです。
ブナ科の落葉高木です。名前は「小さい葉の楢(なら)」の意味。シイタケの原木に使われています。
新芽は遠くから見ると、花が咲いているように見えます。
野草では、ノイチゴ
シャガ
ヤマブキ
スミレ
が町家を彩っています。
Posted by 府内町家 at 15:53│Comments(0)