2010年01月21日

ナンジャモンジャ

大分市片島で現在公開中のモデルハウス、
『府内町家(ふないまちや)』の四季折々を、
日本ハウジングのスタッフBがお伝えします。

各県市町村にはそれぞれシンボルとなる花や木が
ありますよね。九州の県単位でみてみると
佐賀県と熊本県の「県の木」は“クスノキ”。


ナンジャモンジャ



「自生種」(=“古くからその地に存在している土地本来の植物”)
という観点からみると、九州各県の県木の選び方は
とても興味深いのです。

宮崎県:フェニックス(カナリー諸島原産)
鹿児島県:カイコウズ(ブラジル原産)
福岡県:ウメ(中国原産)
沖縄県:デイゴ(インド原産)
そして
大分県:ブンゴウメ:(中国原産・品種改良)

と、クスノキを県木としている上記2県以外は、
全て外来種を県の木として選んでいます。

福岡・大分のウメなど、古くから日本で親しまれている木ですが、
厳密にさかのぼると、外来種なんですね。



ナンジャモンジャ



なので、府内町家にはクスノキはあるのですけど、
大分県木の“ブンゴウメ”はないのです。


クスノキは霊妙な木、神秘的な木、という意味の
「奇(くす)しき木」から名付けられたといわれているように、
古くから神社などに植えられ、記念物となっているような古木も多いですよね。

もちろん梅の木にも名所となっているところが多くありますが、
自生種・外来種という区分でみてみると、
時間軸のスケール感の違いも感じられます。




ナンジャモンジャ




府内町家のクスノキは現在高さ50センチくらいです。
奇しき、というよりまだ初々しい、といった雰囲気です。




府内町家モデルハウスの『一坪野草園』では、
“地域色豊かな育てる緑・町に提供する緑”をテーマに、
ナンジャモンジャ(=クスノキの別名です)以外にも
100種以上の大分地域在来種を保護育成しています。


府内町家モデルハウスご来場の際は、
大分在来種の野草園にもご注目ください。




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Posted by 府内町家 at 17:09│Comments(0)
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