2009年12月28日

ユズリハ 来る年

大分市片島で現在公開中のモデルハウス、
『府内町家(ふないまちや)』の四季折々を、
日本ハウジングのスタッフBがお伝えします。

いよいよ年の瀬です。
来たる2010年の元旦に向けて、
府内町家の“一坪野草園(ひとつぼやそうえん)”の中に
「お正月」を探してみました。

ユズリハ 来る年


ユズリハ」という常緑高木種が
府内町家のデッキ横の野草園に生育しています。

こちらです。



ユズリハ 来る年



まだ「ひょろッ」とした感じで高さ約50センチくらいですが、
いずれは4メートルから10メートル! にまで育つそうです。



この「ユズリハ」の葉は、お正月のしめ縄や鏡餅の飾りに
使われています。


ユズリハ 来る年


うん? 鏡餅を飾る葉ってこんな感じだったかな、
と思われますよね。
よく見かけられて、印象に残っているのは
葉の形がもう少し波型というか、ちょっとギザギザですよね。
そちらの葉の植物は「ウラジロ」という名前です。


地域にもよるらしいのですが、鏡餅の場合
半紙の上にユズリハとウラジロの葉を敷き、
その上にお餅、ダイダイを置くのが一つの形になっています。


府内町家にはウラジロは生育していないのですが、
ちなみにこちらは「ヒメユズリハ」。


ユズリハ 来る年


ユズリハとそっくりな姿ながら、ひとまわり葉が小さいので、
“姫”が名前についています。


ユズリハは新しい葉が出揃ったのち、古い葉がいっせいに落ちるので
これを子どもが立派に成長したのを親が見届けたのち家督を譲り(=ユズリ)、
家系が途切れること無く続いていくことの象徴と見なして、
おめでたいお正月の飾りに使われるようになったとのことです。




府内町家モデルハウスの『一坪野草園』では、
“地域色豊かな育てる緑・町に提供する緑”をテーマに、
ユズリハ・ヒメユズリハの他にも
100種以上の大分地域在来種を保護育成しています。


府内町家モデルハウスご来場の際は、
大分在来種の野草園にもご注目ください。




県産材と自然素材
ビオトープと在来種
府内町家(funaimachiya)はこちら






Posted by 府内町家 at 15:31│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。